2024年12月、女優・歌手の中山美穂さんの突然の訃報に多くの人が悲しみました。
中山さんは数多くのドラマや映画に出演されていましたが、私が一番好きな作品は「サヨナライツカ」というタイのバンコクを舞台にした映画です。
今回は映画「サヨナライツカ」での撮影地についてご紹介いたします。
タイ基本情報
首都 :バンコク
面積 :513,120km2(日本の約1.4倍)
人口 :7180万人
公用語:タイ語
宗教 :仏教(南方上座部仏教)95%、イスラム教4%
民族 :タイ族75%、華人14%、その他山岳民族など
正式名称はタイ王国です。立憲君主制の国で、国王を元首としています。
カンボジア、ラオス、ミャンマー、マレーシアの 4ヶ国と国境を接しており、北側には山岳地帯、南側は美しいビーチが広がるエリア、首都バンコクは東南アジア随一の大都会と様々な顔を持ち合わせています。
製造業が盛んでGDPの3割を占めており、日系企業も多く進出しています。
「サヨナライツカ」とは?
小説 サヨナライツカ
著者 :辻仁成
発行日:2001年1月9日
出版社:世界文化社
映画 サヨナライツカ
映画化:2010年1月
出演者:中山美穂、西島秀俊、石田ゆり子
監督:イ・ジェハン
「サヨナライツカ」は作家の辻仁成さんの小説です。その後、当時の奥様だった中山美穂さん主演で映画化されました。
物語は、婚約者を東京に残しバンコクに赴任してきた好青年・豊が、現地で出会う謎の日本人美女・沓子と恋に落ちるという話です。
バンコクのエキゾチックな街並みと中島美嘉さんが歌う主題歌「ALWAYS」の繊細さが、この物語の美しさと切なさに見事に調和しています
「サヨナライツカ」のロケ地はこちら
マンダリン・オリエンタル・バンコク (Mandarin Oriental Bangkok)
沓子が暮らしていたホテルです。こちらのオーサーズラウンジの階段の上が、沓子が暮らすスイートルームという設定でした。
1887年にバンコク初の西洋風ホテル「ザ・オリエンタル・バンコク」として建てられ、開業以来数々の著名人が宿泊してきました。
1974年に香港のマンダリン・オリエンタルホテルグループ傘下に入り、2008年からは「マンダリン・オリエンタル・バンコク」と名称を変えています。
いつか泊まってみたいと思い調べてみましたが、最低価格が約13万。出直します・・・
ル・ノルマンディ (Le Normandie)
小説に何度も出てくるレストランです。
フレンチの名店として知られており、マンダリン・オリエンタル・バンコク内にあります。
料理の美味しさはもちろん、館内の装飾や窓からの見えるチャオプラヤー川の美しさも素晴らしいレストランです。
ザ・チャイナハウス (The China house)
映画に何度か登場する中華レストランです。
映画で別れを切り出すシーンにも使われており、赤と黒のコントラストが情熱的な印象を与えます。
こちらもマンダリン・オリエンタル・バンコク内にあります。
NT Tower Bangkok
豊の会社の新オフィスです。以前はCAT towerという名前でした。
NTはブロードバンド事業者で、国内3位の大手企業です。
ワット・アルン (Wat Arun)
バンコクを船で巡る映像で映っていたワット・アルンは三島由紀夫の小説「暁の寺」の舞台としても知られるバンコクを代表する寺院のひとつです。
三島由紀夫が「暁の寺」を執筆したのもマンダリン・オリエンタル・バンコクだったそうです。
ドンムアン国際空港 (Don mueang airport)
1970年代の空港として撮影された空港です。
ドンムアン空港は1914年に開港した歴史ある空港で、2006年にスワンナプーム国際空港ができるまではバンコクのメイン空港でした。
現在はLCCメインで発着しています。
スワンナプーム国際空港 (Suvarnabhumi Airport)
豊が20年以上の時を経て再度降り立ったバンコクの空港です。
2006年にドンムアン空港に代わりバンコクのメイン空港として開港され、東南アジア最大級の国際空港となりました。
アサンプション大学 (Assumption University)
タイ政府高官と面会をした場所です。
アサンプション大学は1969年創立のミッション系私立大学です。
現国王ラーマ10世の配偶者 スティダー王妃がこちらの大学の卒業生です。
チャルーム・カンチャナピセーク公園 (Chaloem Kanchanaphisek Park)
沓子と豊が訪れた公園です。サヨナライツカで一番印象的な撮影地かもしれません。
公園へはノンタブリーの船着き場から対岸へ渡し船で渡ります。
まとめ
こちらのページでは「サヨナライツカ」の撮影地(関係地)として
- マンダリン・オリエンタル・バンコク
- ル・ノルマンディ
- ザ・チャイナハウス
- NT Tower Bangkok
- ドンムアン国際空港
- スワンナプーム国際空港
- アサンプション大学
- チャルーム・カンチャナピセーク公園
をご紹介しました。
バンコクを訪れる際はぜひ映画を見てからこれらのスポットにも訪れてみてください。
中山美穂さんのご冥福を心よりお祈りいたします。
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