アフガニスタンには2つの世界遺産があります。
今回はそのひとつ「ジャームのミナレットと考古遺跡群」をご紹介します。
ページの最後には、世界遺産検定にもお役立ていただけるようクイズもご用意しています。最後まで読めば世界遺産の知識がまた1つ増えること間違いなし!
この記事は以下のような人におすすめ!
・世界遺産に興味がある
・アフガニスタンに興味がある
・なかなか行けないマニアックな場所を知りたい
アフガニスタン基本情報
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首都:カブール
面積:652,225km2(日本の1.7倍)
人口:約4200万人
民族:多民族(パシュトゥン人、ウズベク人、タジク人、ハザラ人など)
宗教:イスラム教(国教) / スンナ派 85% シーア派 14%
言語:パシュトー語(48%)・ダリー語(77%)
アフガニスタンはアジア大陸の中央に位置する内陸国で、イラン、パキスタン、中国、タジキスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタンの6か国に囲まれています。
国土の大部分は山岳や高原で、夏に乾燥し冬は寒い大陸性気候です。
アフガニスタンは世界最貧国かつ治安が極めて危険です。日本やアメリカ、イギリス、EU諸国など多くの国が渡航禁止としています(2024年12月現在)。
ジャームのミナレットと考古遺跡群
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どんな世界遺産?
12世紀のゴール朝のスルタンにより建てられた高さ65 メートル優美な建造物です。
ジャームは街の名前で、この近くを流れる川もジャーム川といいます。
精巧なレンガ造りで覆われ、上部には青いタイルの銘文が刻まれており、この地域の建築と芸術の伝統の集大成ともいえる建築と装飾の質の高さが注目に値します。ゴール州の中心部、そびえ立つ山々の間にある深い渓谷というドラマチックな環境によって、そのインパクトは一層増しています。
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八角形の土台から2層の塔身のミナレットの柱は、焼成レンガで造られています。
ミナレットにはクーフィー体アラビア文字の刻印がみられます。
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ミナレットとは、イスラム教の宗教施設に付随する塔のこと。
ここにはモスクが残っておらず、建設理由は現在もわかっていないそうです。
インドで最も高い石像ミナレットの「クトゥブ・ミナール」はこのジャームのミナレットを手本に建てられたそうです。ゴール朝のインドへの影響力がわかりますね!
ジャームのミナレットと考古遺跡群にまつわるクイズ
Q1 ジャームのミナレットが建てられたのはいつの時代?
- クシャーナ朝
- ガズナ朝
- ゴール朝
3. ゴール朝
Q2 ジャームのミナレットの影響を受け建てられたミナレットがある、アフガニスタンの周辺国はどこ?
- パキスタン
- インド
- イラン
2. インド
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